私の皮膚科治療体験記。●手がグローブの様に…事の発端は半年前。その朝、私はあせって会社の同僚にメールを打つ。 「緊急連絡。病院に寄ってから出社します。」 |
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【この写真はネットで拾った病変サンプルだがこれより酷かった気がするし】 | ||||||||||||||||||||||||||||
地図と院の概略をプリンターから引っ手繰って、ネクタイも締めず(締められず)にチャリを飛ばす。数分で到着。 |
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●何気ないブツブツくん。まずは両肘に。季節は冬の初め。ある時肘に違和感。痒ゆ痒ゆ状態の右肘を覗くと、水疱状のブツブツくんがこんにちは。「うーん掻き崩すとめんどそうだな…。」と思いつつもボリボリやってしまう。まだ薬を使うと言う発想は無かった。しばらくは痒くなったり、おさまったりを繰り返していたが、いつまで経っても治らない。治るどころか、今度は左肘にも「こんにちは」だ。「何かやばくない?」と思い始め、塗り薬を使い始める。それが下の2つだ。
「新レスタミンコーワ軟膏」は、私としては昔からあまり効かなかったのだが、気休めで点けていた。症状を軽く考えて、これでも抗ヒスタミン薬なのだから、そのうち治まるんじゃね?ぐらいに…。それでも1本半ぐらいは使った。「アレルギール・ジェル」の方は痒みが強い時に絶対必要だった。だが症状はこの後、止め処の無い広がりを見せ、徐々に体中に転移してゆく。 |
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●戦線は拡大し、手足から体幹へ。塗り薬の変遷が始まる。その前に思い出したことが…。健康オタクの同僚(女子)に何気なく「何か最近湿疹が酷くてさ」と洩らすと、彼女は自分の通っているちょっと変わった接骨院の先生に症状を話したらしく、「それは寒冷蕁麻疹じゃないか」というコメントをもらってきた。「違うと思うなぁ」と心で呟くが、確信があるわけでもなく、そんなキーワードもカチャカチャと検索にかけてみる。が、やはり納得の行く答えは見つからない。その頃にはすでに足の脛辺りにも「こんにちは」していて薬を塗る範囲がやたら拡がっていた。
その他、母が送ってくれた何だかえらい高価なクリームがあった。もう、現物が残ってないので名前もうろ覚えだが、確か「クレムドジュバン」とか言う仏語っぽいやつで、小さな瓶に固めの薄茶色のクリームが詰められた物だった。成分表も何も無く、輸入元の名前くらいしか貼って無かったが、おそらく今思えば、蜜蝋をベースにした自然派の基礎化粧品だったのではないかと。しかし、これが意外と「ムヒソフト」との組み合わせで有効だった。で、結論。ナンダカンダと試した結果、10年前の第一次湿疹大戦の終結は「強力レスタミンコーチゾン」、「ムヒソフト」、「クレムドジュバン?」によってもたらされたのだった。 |